血液検査
血液検査の値は年齢、性別、体質、採血条件等により大きな差がでます。
これらの数値の正しい読み方や解釈については、主治医におたずね下さい.

項 目
 正常範囲
説 明
総蛋白(TP)
6.5  〜  8.3 g/dl
血液中の蛋白質の量
腎疾患、肝疾患、栄養不良、老化等で下降.



尿素窒素(BUN)
8 〜 20  mg/dl
腎炎、腎不全等で高値.
脱水時や高蛋白食の摂取等でも上昇.
尿 酸(UA)
3.2 〜  7.5 mg/dl
痛風で高値. アルコール多飲,肥満(過食)でも上昇.
クレアチニン
0.5 〜  1.3 mg/dl
腎炎,腎不全等で高値.




 
総コレステロール      
130 〜 220  mg/dl           
高値:高脂血症=動脈硬化の進行.
腎臓病,甲状腺,肝臓の疾患等でも変化.
中性脂肪(TG)
50 〜 150  mg/dl 
高脂血症,糖尿病,脂肪肝,アルコール多飲,肥満等で高値. 砂糖類,果物、アルコール摂取量の制限が必要.
HDLコレステロール
 35 〜    mg/dl
低値:動脈硬化進行. 高値:長寿(善玉コレステロール).運動により上昇.









 
総ビリルビン
0.2〜  1.1 mg/dl
黄疸の程度を示す値
AST(GOT)
 10 〜 40  IU/L
肝炎,心臓,筋肉の疾患で高値.
アルコール,肥満,薬剤の影響でも上昇.
ALT(GPT)
   5 〜 45  IU/L
LDH
 220 〜 460  IU/L
臓,心臓,肺臓,血液,筋肉等の疾患で高値.
ALP
   〜 338  IU/L
肝・胆道疾患,骨疾患等で高値.骨の成長期の小児では高値となる.
γ-GTP
  16 〜 73  IU/L
肝・胆道疾患で高値. アルコール,薬剤の影響でも上昇.
コリンエステラーゼ
 3600〜8000  IU/L
肝臓で合成される酵素(機能をみる目安). 脂肪肝では上昇する.
HBs抗原
   (-)
B型肝炎ウィルスの有無を調べる検査.
HCV抗体
   (-)
C型肝炎ウィルスに対する抗体の有無を調べる検査.









 
白血球数
3600 〜9000   /mm
感染症(肺炎,虫垂炎)等で増加. 薬剤の影響で減少.
血液像
(St.Seg,Ly,Mon,Eo,Ba)
白血球の中身の割合.感染症の原因,程度等を知る目安.
赤血球数
350 〜 560 X104/mm
減少すると貧血.
検査値により貧血の種類や原因がわかる.  (男女差もあります)
ヘモグロビン
 12 〜 18  g/dl
ヘマトクリット
 35 〜 53   %
MCV,MCH,MCHC
 
貧血の種類を見分けるための指数.
血小板
 11 〜 34 X104/mm
血液の凝固機能に関係, 肝疾患等で減少.リウマチ等で増加.
血清鉄(Fe)
 55 〜 180 μg/dl
血液中の鉄分の量. 鉄欠乏性貧血で低下. 肝炎等で上昇.
不飽和鉄結合能(UIBC)
196 〜 369 μg/dl
不飽和.鉄結合能:鉄分不足の目安. 鉄欠乏性貧血で上昇.



尿
血 糖
 60 〜 110  mg/dl
糖尿病で高値. 食事後の時間により正常者でも 160mg まで変化する.
ヘモグロビンA1c
(HbA1c) 
   〜  5.8  % 
採血前1カ月間の糖尿病の状態を反映する検査. 採血時の血糖値が正常範囲内でも, ヘモグロビンA1c の値が悪いと糖尿病の状態は良くない.




 
CRP
   〜  0.8 mg/dl
炎症性疾患(熱,腫れ,痛みを起こす疾患)で上昇.
RA-T
   (-)
リウマチ,膠原病の診断,病気の活動性を知る目安.
この他に LE-test,抗DNA,Sm,nRNP,SSA,SSB,Scl-70抗体等もリウマチ、膠原病の診断、活動性の目安として使われる.
RAHA
   〜 40
補体価(CH50)
 30 〜 44  U/ml
抗核抗体
   〜 20




 
TSH
  0.5 〜 4.8μU/ml
脳下垂体から出る甲状腺刺激ホルモン, 甲状腺ホルモンの不足で上昇,過剰で低下.
T3
  0.8 〜 1.8 ng/ml
甲状腺ホルモンの量
FT4
  0.8 〜  1.9 ng/dl
マイクロゾーム・テスト
   〜 100  倍
甲状腺に対する自己抗体.慢性甲状腺炎で上昇.
TSHレセプター抗体
   〜 15   %
甲状腺のTSH受容体に対する抗体.バセドウ氏病の原因,活動性の目安.



 
血沈
   〜 20  mm/hr
炎症性疾患(熱,腫れ,痛みを起こす疾患), 貧血等で上昇.
Na,K,Cl
 
血液中の電解質のバランス:高血圧,肝,腎疾患,利尿剤,脱水等で変化.
Ca 
  8.4〜 10.3 mg/dl 
血液中のカルシウム量
CK(CPK)
 50 〜 240  IU/L
筋肉疾患,心臓病,甲状腺機能低下,高脂血症治療薬の影響等で上昇.
血清アミラーゼ
 40 〜 120  IU/L
膵臓炎,唾液腺炎等で上昇.胆石等でも変化する.